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ヒラタキクイムシ

〜築1〜2年の住まい ・ 新しい家具〜 そこから白い粉を見つけたら要注意!

キクイムシヒラタキクイムシは、「乾いた木」を食害する虫で、おもに住宅や家具に被害を与えます。放っておくと数年間続き、乾いた木材が穴だらけになることがあります。被害は4〜6月頃、家の中の木材部分や家具の中などから木材の粉が見つかることがあります。
よく見ると、粉の中心部には直径1〜2ミリメートルの穴があいています。これは木材の中で成虫になったヒラタキクイムシが外にでるための穴です。乾いた木を食べる虫は他にもいますが、被害発生率の高いのはヒラタキクイムシです。

木を食べる害虫としてはシロアリが筆頭に上げられますが、ヒラタキクイムシはシロアリと違ってどんな木でも食べるという訳ではありません。木材の中に幼虫のえさになる栄養分があり、卵を産みつけるのに適した大きさの導管という穴(右図)のある木材です。えさになる栄養分とはシロアリと同じくでんぷん質で、これは辺材部分に多く芯材部分にはほとんどありません。被害を受けやすい身近な木材は、一般にラワンと呼ばれている南洋産広葉樹のほか、ナラ、ケヤキ、シオジ、タモ、キリなどで、木材ではありませんがも被害を受けます。
針葉樹といわれるスギ、ヒノキ、マツなどは被害を受けません

栄養分である「でんぷん質」は時間がたつと変化して栄養分ではなくなりますから被害を受けるのは必ず新しい材です。

というわけで新築後1〜2年の住宅等からヒラタキクイムシの被害を受けた例をよく耳にします。
とくに床材等の合板類が多く、発生時期も暖かくなる春より早い時期に発生している例も少なくないようです。これは、シックハウス等の規制で建材に使用される防虫薬の効き目がやさしくなったため、虫たちにとっては、食害しやすくなったといえます。そして住宅も断熱化が進み冬の寒い時期でも虫たちにとっては過ごしやすい環境であり、ふ化が早まるのでしょう。

〜虫の被害を発見したら〜

  • 防虫薬剤を注入する
    まず穴に詰まっている木の粉を掃除機で吸出します。それから市販されているヒラタキクイムシ用の防虫剤を注入します。また被害の出た周囲には防虫薬剤を散布等しておくと効果的です。
    上記の 作業を4月から6月ころに毎月1回程度、そして幼虫が木材の表面近くに出てくる晩秋に行いそれでも被害が及ぶときには翌年も同じ作業を行います。
    (被害が大きい場合には専門業者に依頼することをお薦めします。)